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政治

「6月民主抗争」32周年記念式 南營洞の対共分室で開催

Write: 2019-06-10 14:47:25

「6月民主抗争」32周年記念式 南營洞の対共分室で開催

Photo : YONHAP News

大統領の直接選挙制などを求めた、1987年の「6月民主抗争」から32年目を迎え、記念式が10日午前、開かれました。
会場は、過去、人権弾圧の象徴とされた南營洞(ナムヨンドン)にある旧治安本部の対共分室でした。
記念式は、「民主主義100年、そして1987」をテーマに開かれ、拷問被害者、民主化運動の当事者や子孫、独立有功者の子孫ら合わせて400人あまりが出席しました。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、行政安全部長官が代読したあいさつで、「民主主義はいまも育っている。民主主義はまだ、荒野で風に吹かれるか弱い花に過ぎない」と話しました。
対共分室は、警察庁の前身の治安本部が共産主義者への取り調べを大義名分として1976年に南營洞に設置したもので、30年あまりの間、民主化運動家への拷問場所として使われました。
6月民主抗争の引き金となったソウル大学生拷問致死事件もここで起きました。
6月民主抗争は、全斗煥(チョン・ドゥファン)軍事独裁政権時代の1987年6月10日から29日まで、学生や労働者が全国各地で繰り広げた反独裁民主化運動で、大統領の直接選挙制度を盛り込んだ憲法改正など、一連の民主化措置を軍事政権に約束させた「6.29宣言」を引き出す原動力となりました。
このため6月10日は、民主化闘争の意義を振り返る日として、2007年に国家記念日に指定され、毎年、記念式典が開かれています。

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