外交部は「不正請託禁止法」違反や職員へのパワハラ疑惑が持たれていた金道鉉(キム・ドヒョン)ベトナム駐在韓国大使を解任したことがわかりました。
外交部はことし3月に、ベトナムの韓国大使館に対する監査で、金大使の不正が発覚したため、帰任措置を取り、人事革新処に懲戒処分を求めていました。
人事革新処は先月24日、中央懲戒委員会を開き、金大使の解任を決め、今月5日、本人に通知しました。
金大使は、去年10月に現地の企業から航空券や宿泊費の提供を受け、「不正請託禁止法」違反の容疑が持たれています。
また大使館職員に暴言を吐いたというパワハラ疑惑も浮上しています。金大使は、処分を不服として解任無効の訴訟を起こすということです。
金大使は1993年に外交官試験に合格。2012年に外交部を離れ、その後サムスン電子の役員として勤務しましたが、去年4月にベトナム駐在大使に抜擢されました。