韓国とアメリカの両政府は、トランプ大統領が今月29日から2日間の日程で韓国を訪れることで、調整を終えたもようです。
外交筋は6日、「トランプ大統領が大阪で開かれるG20サミット=主要20か国・地域首脳会議に出席したあと、29日に韓国入りし、2日間滞在する日程をアメリカ政府も受け入れたと承知している」と明らかにしました。
トランプ大統領はおととし11月に2日間の日程で韓国を訪れていて、就任以来2回目の韓国訪問となります。
しかし、ワシントンの別の外交筋は、「トランプ大統領は29日夜、大阪での日程があると承知している」と話していて、トランプ大統領がこの日程を取り消して韓国入りするか、それとも終えたあとに韓国に向かうかはまだ明らかになっていません。
一部では、G20首脳会議の直前に、中国の習近平国家主席が韓国を訪れるという見方も出ています。
習主席の韓国訪問が実現すれば、G20サミットの前後に、韓中、韓米の首脳会談が相次いで開かれることになり、北東アジアをめぐる活発な外交が繰り広げられることになります。
大統領府青瓦台の関係者は、「まだ決まったことは何もない。会談開催に向けて努力中だ」と話しています。