5月12日は、旧暦4月8日のお釈迦様の誕生日、韓国では国民の祝日で、全国各地の2万あまりの寺院では、釈迦生誕を祝う法要が行われました。
このうちソウル中心部にある曹渓寺の法要には、与野党の代表をはじめ政界の要人や1万人あまりの仏教徒が集まり、境内を埋め尽くしました。
参拝者は、燃灯を灯し、祈りをあげながら、釈迦の誕生を祝いました。
曹渓宗総務院長のウォンヘン僧侶は、生きていくのがつらければつらいほど、融和を通じて明かりを灯すよう呼びかけました。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領はメッセージを送り、「対立と論争を包み込む思想が必要な時期だ。南北が平和に向けて進んでいけるよう仏教界が先頭に立ってほしい」と呼びかけました。
ことしの法要には、サムスン半導体で働き、急性骨髄性白血病で亡くなった従業員や泰安(テアン)火力発電所の機械に挟まって亡くなった従業員の家族、慰安婦被害者らが招待されました。