大韓民国臨時政府の樹立から100年を迎える11日、ソウルの汝矣島公園で記念式典が開かれます。
1919年4月11日、日本の植民地支配に対抗し起きた3.1独立運動の直後に、中国上海で樹立された大韓民国臨時政府は、当時、韓国の独立運動を指揮する中枢的な役割を果たしたといわれます。
式典は、大韓民国臨時政府が樹立された1919年にちなみ、夜の19時19分から行われます。会場には、韓国光復軍の李範奭(イ・ボムソク)将軍などがアメリカ軍の輸送機「C-47」で着陸したといわれる、ソウルの汝矣島(ヨイド)公園が選ばれました。
式典には、独立有功者やその遺族、一般市民など1万人あまりが参加し、臨時憲章宣布文の朗読や記念の辞、オーケストラの記念公演などが行われる予定です。
一方、午前11時には、ソウルの白凡金九記念館の大会議室で、独立有功者とその遺族で構成される光復会の主催で、大韓民国臨時政府の殉国先烈の追悼式が行われます。
また、中国の上海と重慶、アメリカのロサンゼルスなどでも、現地の独立有功者の子孫や在外同胞などが参加する、臨時政府樹立記念式が行われるということです。