韓国国内の投資信託の純資産は、2017年に500兆ウォンを突破してから2年で、600兆ウォンを突破したことがわかりました。
10日、韓国の金融投資協会の発表によりますと、４日現在で、未上場企業への投資を除いた公募ファンドや私募ファンドの純資産は、合わせて603兆5355億ウォンでした。
投資信託の純資産が600兆ウォンを突破したのは今回が初めてで、2017年４月に500兆ウォンを突破して以来、２年で100兆ウォンが膨れ上がりました。このような純資産の増加は、私募ファンドが牽引したものと見られています。
4日現在の純資産で、公募ファンドの250兆2000億ウォンだったのに比べ、私募ファンドは353兆５億ウォンでした。
また、500兆ウォンを突破した2年前と比べると、公募ファンドは11兆4000億ウォン（4.8％）増加した一方で、私募ファンドは91兆6000億ウォン（34.9％）も増加しています。
タイプ別では、不動産ファンドに対する外部委託型投資信託と株式や債券ではなく特殊な資産に投資する特別資産ファンドの増加ぶりが目立っていますが、これについて金融投資協会の関係者は「株式市場に対する不安から安全資産を好む傾向が影響して、不動産ファンドや特別資産ファンドなどの実物資産に資金が流れ込んだものと思われる」と説明しました。