文在寅（ムン・ジェイン）大統領は4日、「新聞の日」を記念する行事に初めて出席し、新聞が果たす役割の大切さを訴えました。
文大統領は4日、ソウルの韓国プレスセンターで開かれた第63回新聞の日の記念行事であいさつし、「言論の自由を抑圧する政治権力はもうなくなり、政権を恐れる言論もない」と述べました。
その一方で「言論への国民の信頼は高まっているようには思えない」としたうえで、「国民の声を代弁するとき、新聞は尊敬される」と強調しました。
また「新聞は、表現の自由、信頼、公正に対する挑戦に直面しているが、新聞の役割に依然として国民は期待している。新聞が、疎外された人たちを代弁してこそ、韓国社会はよりよい共同体に発展できるだろう」と話しました。
文大統領が新聞の日の記念行事に出席するのは、就任以来初めてです。