韓国国会の教育委員会は、4日、全体会議を開き、独島(日本でいう竹島)を「日本固有の領土」と記述した日本の小学校の教科書の是正を求める決議案を満場一致で可決しました。
教育委員会は、この決議案で「日本の文部科学省は、先月、韓国の領土である独島を日本固有の領土と主張する内容を含む小学教科書の検定結果を発表した。韓国国会は日本政府が侵略の過去を歪曲し、わが領土の主権を深刻に脅かす行為に対し是正を求める」と明らかにしました。
また、教育委員会は「独島は、歴史的・地理的・国際法的に明白な韓国の領土であり、日本政府は独島に対する領有権の主張を即刻に放棄し、領土主権を脅かす一切の行動を中断せよ」と訴えました。
そのほかにも、歴史的事実をねじ曲げる学習指導要領の改正と教科書検定を直ちに是正し、教科書で近現代史を扱う際にアジア諸国への配慮を求める教科書検定基準の「近隣諸国条項」に基づいた教科書を発行することを求めました。
教育委員会は、今回、可決した決議案を、日本の文部科学省と韓国の外交部、教育部に送ることにしたということです。