現代自動車は去年、1974年の上場以来初めて、国内事業部門で赤字決算となったことがわかりました。
現代自動車が2日、金融監督院に提出した2018年事業報告書によりますと、同社は去年、国内事業部門で593憶ウォンの営業損失を出しました。
最近、自動運転車や電気自動車などの新技術に関する研究開発のコストが上昇したほか、ウォン高の影響で収益率が悪化したことが原因と見られています。
一方、海外法人を含む、世界全体の自動車部門の営業利益は、1兆1000憶ウォンに上っており、これは、欧州や新興国を中心に、現地で生産された車両、中でも新型車の売れ行きが好調だったのが要因とされています。
現代自動車の関係者は「研究開発費の上昇などによって国内事業の収益は減ったが、新技術への投資は将来の競争力を高めるのに必要なため、深刻な問題だとは思っていない」としたうえで「今年は新型車の発売を機に、国内事業の業績も改善されるだろう」と述べました。