作家チョ・ナムジュの小説「82年生まれ、キム・ジヨン」の日本語版が、発行部数を順調に伸ばし、発売から3か月で13万部という異例の大ヒットを遂げています。
「82年生まれ、キム・ジヨン」は、昨年末に日本で出版され、現在、アマゾン・ジャパンのアジア文学部門1位となっています。
「82年生まれ、キム・ジヨン」は、平均的な韓国人女性を象徴する34歳の専業主婦キム・ジヨンの人生を通し、女性が学校や職場で受ける差別、雇用の不平等、一人で背負い込む育児をめぐる問題点などを浮き彫りにしています。
日本語版の翻訳を手がけた斎藤真理子氏は、「日本の文学界や読者は、社会問題を文学的に取り上げる韓国小説に魅力を感じている」とコメントしています。
『82年生まれ、キム・ジヨン』は、今後、アメリカ、イギリスなど17か国で翻訳される予定です。