独島、日本でいう竹島を「日本固有の領土」と記述した小学校の社会科教科書が、日本の教科書検定を合格しました。
文部科学省が26日に発表した小学校教科書検定結果によりますと、教科書検定を合格した小学校3~6年生の社会科教科書12種類のうち10種類には「独島は日本固有の領土で、韓国が不法に占拠している」という記述が入っているということです。今回の教科書検定はおととし、改正された新学習指導要領が初めて適用されたもので、教科書出版会社3社すべてがこの指導要領に従った形となりました。
こうした記述は、5年前の検定時には、一部の教科書だけが載せていた内容でした。
日本の小学校教科書検定で、独島を「日本の固有の領土」と記述した教科書が合格したことについて、韓国政府が抗議する声明を出しました。
外交部の報道官は26日、声明を発表し、「歴史的、地理的、国際法的に明白なわれわれ固有の領土の独島についての不当な主張を盛り込んだ小学校教科書を検定に合格させたことを強く糾弾し、直ちに撤回するよう促す」と述べました。
また、「小学生にまで誤った歴史認識にもとづく間違った領土の観念を注ぎ込むことは、韓日両国の未来志向の関係発展に否定的な影響を与えるということを日本政府はしっかり自覚すべきだ」と批判しました。
外交部の李泰鎬(イ・テホ)第2次官は同じ日、長嶺安政日本大使を呼んで、抗議しました。