2014年に発生したセウォル号沈没事故を題材にした映画「誕生日」が来月３日に公開されます。
「誕生日」は、300人余りが犠牲になった2014年４月のセウォル号沈没事故を題材にした映画で、事故で息子を亡くした夫婦と妹、そのほかの登場人物らが犠牲者たちを想いながら、互いに傷を癒やし合うというストーリーです。
イ・ジョンオン監督の長編デビュー作となるこの映画の主演を務めたのは、俳優のソル・ギョングさんと女優のチョン・ドヨンさんです。
イ・ジョンオン監督がこの映画を制作したのは、セウォル号事故の遺族のための心理治療センターでのボランティア活動がきっかけだということです。６日、ソウルの映画館で行われた製作報告会で、イ・ジョンオン監督は、「遺族の同意を得て映画製作を行い、編集を終える前に遺族の皆さんを招き試写会を行った。感謝とねぎらいの言葉をもらって、初めてほっとした」と話しました。