インドネシア・ジャカルタでの第18回アジア競技大会に出場した韓国野球代表チームの選手選抜に関連して、宣銅烈(ソン・ドンヨル)監督が4日、記者会見を開くことになりました。
今回のアジア大会で韓国代表チームは、日本を破って金メダルを獲得しましたが、メンバーの中に成績が不振だったオ・ジファン選手とパク・ヘミン選手が入っていたことから問題になっています。
韓国ではアジア大会で金メダルを獲得すれば兵役が免除されますが、2人はまだ兵役を終えていなかったため、兵役免除のために代表に入れたのではないかとする指摘が出ています。
市民団体の韓国清廉運動本部は、先月14日、「代表選抜の透明性を高めるために、今回の件について徹底的な調査を求める」とする声明を発表し、宣銅烈監督を不正請託禁止法違反の疑いで、国務総理直属の苦情処理行政機関である国民権益委員会に告発しました。
また国会の文化体育観光委員会は2日、代表選抜をめぐる論議に関連して、宣銅烈監督を国政監査の証人として喚問することを決め、宣銅烈監督は10日に国会の国政監査に証人として出席する予定です。
こうした動きを受けて宣銅烈監督は、4日午後に記者会見を開き、この問題についての自らの立場を明らかにするとしています。