大会史上初めて北韓が参加する、「コリアオープン国際卓球大会」が17日大田（テジョン）で開幕し、22日まで開催されます。
この大会は、今年で18回目を向かえ、国際卓球連盟（ITTF）のワールドツアー大会の中で最上位クラスのプラチナクラスに格上げされています。この大会では、男女シングルスと、男女ダブルス、混合ダブルス、21歳以下男女シングルなど7種目の試合が行われます。
去年の大会では、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム｢サード（THAAD）｣の韓国配備による中国との対立の影響で、中国や香港のトップランカーが参加しませんでしたが、ことしは、男女ともに世界トップクラスの選手が参加します。そして、今回のコリアオープンで最も注目されるのは、北韓選手の参加です。北韓は2002年の釜山アジア競技大会と2014年仁川アジア競技大会に選手団を派遣しましたが、韓国で開催されるITTFツアーオープン大会に参加するのは今回が初めてです。
北韓の出場選手リストには、ことしの5月スウェーデンで開かれた世界選手権大会で南北合同チームのメンバーだったキム・ソンイ、チャ・ヒョシムを含む、男女それぞれ8人の選手が入っています。
また、この大会でも、スウェーデンの世界選手権で南北合同チームで銅メダルを取った前例を再現し、女子ダブルスで南北合同チームを結成する可能性も大きいとされています。