米朝首脳会談の開催場所がシンガポール南部のセントーサ島のホテルに決まりました。
ホワイトハウスのサンダース大統領報道官は5日、ツイッターで、12日に予定されている米朝首脳会談の会場が、シンガポール南部のリゾート地、セントーサ島の高級ホテル「カペラホテル」に決まったと明らかにしました。
米朝首脳会談は日本時間12日午前10時に始まります。
セントーサ島はシンガポール南部の高級リゾート地です。
会場がセントーサ島のホテルに決まったのは、警備しやすいことなどが重視されたとされています。
セントーサ島は映画のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール」やカジノ併設総合リゾートなどがあり、観光客でにぎわいますが、本島からの交通規制がしやすく、会場となるカペラホテルは小高い丘の上の閑静なところにあり、警備が容易だとみられます。
一方、北韓代表団のシンガポール滞在をめぐっては、宿泊費用が高額のため、外貨が不足しているとされる北韓がどのように宿泊代を支払うのか注目されていましたが、アメリカ国務省のナウアート報道官は、５日の記者会見で、「アメリカ政府は、北韓代表団の滞在費は支払わない」と述べ、北韓の滞在費用を肩代わりする考えがないことを明らかにしています。