韓国の総合コンテンツ大手CJ　E＆Mが千葉市の幕張メッセで13日から3日間開催した韓流文化イベント「KCON」が大盛況となりました。
CJ E＆Mによりますと、「KCON」の入場者は6万8000人と集計されたということです。日本で初めて開催された2015年の入場者数1万5000人に比べると4.5倍増えたものです。
3日間行われたK-POPコンサートには、男性11人組グループのWANNA　ONE（ワナワン）や9人組ガールズグループのTWICE（トゥワイス）などが出演し、会場をほぼ埋め尽くした日本のファンが歓声を送りました。
ことしの「KCON」は、ドラマ、K-POPに続いて、10代を中心とした化粧品やファッション、ゲームなどへの関心の高まりを意味するいわゆる「第3次韓流」に焦点を合わせて開かれ、日本で人気を集めている韓国料理チーズタッカルビ作り体験や韓国コスメのイベント、ハングル学習体験など多彩なプログラムが行われました。
イベントの一部として行われた、韓国の中小企業が自社製品を紹介する「中小企業コンベンション」に参加した50社のうちコスメ・美容関連が35社に上り、Kビューティーへの関心の高まりをうかがわせました。
CJ E＆Mの関係者は、「日本では最近、韓流ファンの主軸が若者にシフトしており、韓流ブームが美容・ファッション・食文化などに拡大している」と語っています。
2012年にアメリカ・カリフォルニアで初めて開催された「KCON」は、これまでにヨーロッパやアジア、中東、中南米、オセアニアで16回開催されてきました。