文在寅(ムン・ジェイン)大統領が8日、大統領府青瓦台でIOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長に最高のスポーツ勲章の青龍章を授与しました。
青瓦台の報道官が8日、明らかにしたところによりますと、文大統領は、平昌オリンピックの開催や、北韓選手団の参加への支持と協力で、韓国のスポーツの国際的地位の向上に貢献したとして、バッハ会長に青龍章を授与しました。
授賞式で文大統領は、「IOCの積極的な努力と支援により、北韓が平昌オリンピックに参加することになった。また、南北が互いに特使を派遣し、米朝対話の可能性を見出しただけでなく、南北首脳会談にもつなげた」と説明しました。
また、文大統領は、「こうした努力がオリンピックの開催の成功だけでなく、北韓の非核化や米朝関係の正常化につながれば、世界平和のためにも画期的な成果になるだろう」と評価しました。
外国人が韓国政府からスポーツ関連の勲章を受けたのは、5人目となります。
1982年と1988年に、当時のIOC会長だったサマランチ氏がソウルオリンピック招致の功績を称えられて受章したほか、2002年サッカーワールドカップで韓国のベスト4入りに貢献したヒーディンク監督、2010年に当時のFIFA=国際サッカー連盟会長だったゼップ・ブラッター氏、2013年に平昌オリンピックの誘致に協力した功労でロゲ氏がそれぞれ受章しています。