平昌(ピョンチャン)冬季パラリンピックの開会式で、南北が合同入場しないことになりました。
大韓障害者体育会が8日、発表したところによりますと、北韓と協議した結果、パラリンピックの開会式では、南北が合同入場しないことになったということです。
協議で、北韓は、韓半島旗に独島(日本でいう竹島)を描かないのは民族のプライドを傷つけられることだと主張したのに対して、韓国は、独島を描くのは、政治的アピールを禁じる国際パラリンピック委員会(IPC)の規約に反するものだと主張し、意見の隔たりを狭めることができなかったとされます。
このため南北の選手団は、9日午後8時から平昌スタジアムで開かれる開会式で、それぞれの国旗を手に、別々に入場することになりました。
韓国は、参加する49か国・地域のうち、開催国として最後に入場し、北韓は日本の次に入場します。
先月の平昌冬季オリンピックの開会式では、南北が韓半島旗を掲げて合同入場しています。