ソウル地方警察庁は2日、兵役を先送りするために大学院に不正入学しようとしたとして、人気バンド,CNBLUのジョン・ヨンファ容疑者の書類を検察庁に送りました。
警察によりますと、ジョン・ヨンファ容疑者は、去年、ソウルの慶熙(キョンヒ)大学の大学院芸術関連学科の博士課程の面接試験を欠席しましたが、合格になっていました。面接審査委員長を務めていた当時の学科長は、欠席すれば不合格にするというルールを無視してジョン・ヨンファ容疑者に面接の点数を与え、ほかの面接担当者にも点数をつけるよう圧力をかけた疑いがもたれています。
警察は、ジョン・ヨンファ容疑者が軍隊への入隊を1か月後に控えた2016年8月に「博士課程への進学」を理由に入隊を延期し、その直後に慶熙大学大学院に出願したことから、兵役を先送りする目的で不正を働いたと判断しました。
学科長は、有名芸能人を入学させれば、大学の宣伝になるという思いから力添えしたとする趣旨の供述をしているということです。
これについてジョン・ヨンファ容疑者の所属事務所は「捜査結果にわい曲された部分がある」と反発するコメントを発表しました。ジョン・ヨンファ容疑者は5日に入隊する予定です。