文化
南山の中央情報部拷問室 歴史を記憶する展示室に
Write: 2017-08-17 14:54:02 / Update: 2017-08-17 14:54:02
1970年代の軍事独裁政権の下で、政権に反対する国民への拷問を行っていたソウル南山(ナムサン)にある中央情報部の跡地が、過去の暗い歴史を記憶し、振り返る空間に生まれ変わります。
ソウル市によりますと、国家権力によって人権侵害が行われた過去の暗い歴史を記憶するという趣旨から、中央情報部の地下拷問室をそのまま残して、「記憶6」という展示室にし、跡地には、広場をつくるということです。
広場には、解体した建物の残骸を活用して6つの柱を立てるということです。
完成は、来年8月になる見通しです。
展示室の名前「記憶6」は、当時大学生など民間人への査察や捜査を担当していた中央情報部第6局に因んだものです。
この地下拷問室では、後日、無罪とされた、政府による数々のでっち上げ事件の被害者らが、水責めや電気ショックなどの拷問を受けていました。
ここは、日本による植民地時代には、旧日本軍の官舎だったことがわかり、暗い歴史が重なっている場所とされます。
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