韓国のドラマや映画、KPOPなど文化コンテンツ産業の貿易黒字が2年6か月ぶりに減少しました。
韓国銀行によりますと、ことし1月から3月までの、韓国ドラマや映画など文化コンテンツ部門の貿易黒字は7710万ドルで、去年の同じ期間に比べて27.8%減少しました。
四半期ベースの文化コンテンツの貿易黒字が減少したのは2年6か月ぶりです。
これについて専門家は、文化コンテンツの主な輸出先となっていた中国が、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備に反発し、韓国ドラマの中国国内での放送を禁じるなど報復措置をとっていることが影響していると説明しています。
文化コンテンツ部門の年間の貿易収支は、2013年は380万ドルの赤字でしたが、2014年には8040万ドルの黒字に転じ、去年は5億ドルの黒字となっています。