韓国銀行とKDI=韓国開発研究院に続いて、IMF=国際通貨基金も、韓国のことしの経済成長率見通しを上方修正しました。
IMFは現地時間の18日、「世界経済見通し」と題した報告書を発表し、韓国のことしの経済成長率の見通しを先月の2.6%から2.7%に0.1ポイント上方修正しました。
IMFは、上方修正の理由について「先月は反映されなかった主な経済指標が今回、総合的に反映された結果だ」と説明しました。
そして、韓国の経済成長率について、他の先進国に比べて限りがあると指摘し、その要因として内需の落ち込みや莫大な家計負債、政治状況の不確実性などをあげました。
専門家らも、国内外の経済機関がそろって韓国の経済成長率の見通しを上方修正したことについて「景気が落ち込む可能性が低くなったという意味で、景気が回復したとみるのは時期尚早だ」と指摘しています。
一方、 IMFは世界経済については投資と製造業、貿易が回復するとみて、今年の成長率見通しを先月の3.4%から3.5%に0.1ポイント上方修正しました。