去年暮れの鳥インフルエンザ発生の影響で高騰したあと、1月末からいったんは安定化していた卵の価格が再び上昇しています。
30個入り卵の小売価格は、平均7500ウォン台で、1か月前に比べて3%、1年前に比べて30%以上値上がりしました。
3月に学校給食が再開したことなどで卵の需要が増えているのに対し、卵を産む産卵鶏の輸入中止により、卵の供給が減っていることが最大の要因となっています。
韓国は、主に産卵鶏を輸入しているアメリカとスペインで鳥インフルエンザが発生したことから、これらの国からの産卵鶏の輸入を中断しています。
海外から輸入した産卵鶏1羽が年間に産む卵の数は、韓国の地鶏に比べて3倍近くで、輸入中断が長引けば、卵の需要に供給が追いつかず、卵の値上がりはさらに進むものとみられています。