韓国、日本、中国の囲碁のトップ棋士と日本最強の人工知能(AI)が対局する世界大会「ワールド碁チャンピオンシップ(WGC)」の2日目、第2局が大阪市北区の日本棋院関西総本部で行われ、韓国の朴廷桓(パク・ジョンファン)九段(24)は「DeepZenGo」に逆転勝ちしました。
朴廷桓九段は22日、ワールド碁チャンピオンシップの第2局で「DeepZenGo」と対戦し、序盤の失敗で苦戦しましたが、中盤から優勢となり、347手で黒番中押し勝ちしました。
解説を務めた韓国人プロ囲碁棋士、李世乭(イ・セドル)九段は、「人との対局だったら、朴廷桓九段が逆転するのは難しかっただろう」と解説しました。
一方、中国のミイク廷(てい)九段(21)と日本の井山裕太九段(27)の対局も行われ、ミイク廷九段が284手で白番2目半勝ちしました。
大会は、21日から3日間、4者総当たりのリーグ戦で行われ、大会3日目の23日、ともに2連勝したミイク廷九段と朴廷桓九段が対局し、勝者が優勝となります。
囲碁人工知能のランキングで、「DeepZenGo」はアメリカの「AlphaGo」と中国の「Fine Art」 に続いて3位となっています。