中国で、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備に対する報復措置として、最近、韓流コンテンツを締め出す「禁韓令」が出されたことから、特別行政区の香港で活動する韓国の芸能人が増えている模様です。
芸能界の関係者によりますと、中国でも人気のSBSのバラエティー番組「ランニングマン」の出演者らは、ファンミーティングを、中国本土を除く、香港、マカオ、台湾、タイ、シンガポール、マレーシアで行うことにしたということです。
このほかにも、今月中旬からおよそ2か月の間に香港で行われる韓国の芸能人のコンサートやファンミーティングは、13件以上となっています。
これは去年の同じ期間の2倍以上です。
香港の芸能プロダクションの関係者は、「香港は小さいが、750万人の人口を抱えているうえ、中国本土からファンが訪れやすいという長所があり、好まれているようだ」と説明しています。