韓国文学の巨匠、詩人の高銀氏(コ・ウン、83)がイタリアのローマ財団による国際詩人賞を受賞することになりました。
出版社「創批(チャンビ)」が11日、発表したところによりますと、高銀氏は、ことし4回目となる、ローマ財団による国際詩人賞の受賞者に 選ばれたということです。
高銀氏は来月3日に行われる授賞式で記念演説や詩の朗読を行う予定です。
ローマ財団は、文化、芸術、教育、福祉など多方面での支援事業を行っている民間団体で、2006年から毎年、「詩の肖像」と題した国際詩フェスティバルを開いていて、2014年に国際詩人賞を制定し、毎年、世界の優秀な詩人に賞を贈っています。
ことしのフェスティバルは、ローマのアドリアーノ神殿やピエトラ広場で開かれます。
一方、高銀氏はことし4月、スウェーデンで詩選集「白い蝶」、「満人譜」の改訂版を出版するなど、ヨーロッパの読者と活発に触れ合う予定です。