2014年ソチオリンピックの女子フィギュアスケートで金メダルを獲得したロシアのアデリナ・ソトニコワ選手に、禁止薬物を使用したという疑いが提起されました。
ロシアメディアのDNIが報じたところによりますと、世界反ドーピング機関=WADAが今月9日に公表した、ロシアの国家ぐるみのドーピングを指摘した調査チームの責任者、リチャード・マクラーレン氏による最終報告書に載っている、禁止薬物を服用した疑惑が持たれている選手の名簿に、ソトニコワ選手の名前が含まれているということです。
DNIによりますと、名簿にはソトニコワ選手の尿サンプルとともに、サンプルを毀損した痕跡があったと明示されているということです。
現在、IOC=国際オリンピック委員会は、この報告書に基づき、ソチオリンピックに出場したロシア選手28人に対して集中的な調査を行っています。こうした疑惑が事実と判明し、ソトニコワ選手の金メダルが剥奪されれば、ソチオリンピックで銀メダルの韓国のキム・ヨナ選手が金メダルを獲得すると見られています。