歌手のユ・スンジュン氏が、兵役逃れとみられ、出入国禁止となったことを不服とした裁判の控訴審が始まりました。
これは、ユ・スンジュン氏が、2002年、入隊直前に韓国国籍を放棄し、アメリカ市民権を取得したことに、法務部が、兵役逃れとみて「出入国禁止措置」をとり、ユ・スンジュン氏が、去年、入国許可を求めて訴えを起こし敗訴したものです。
22日、ソウル高等裁判所で行われた第1回口頭弁論で、ユ氏の訴訟代理人は、「入国禁止措置からおよそ15年が経っている。今でも 禁止する必要があるのかは疑問だ」としています。
これに対し、アメリカ・ロサンゼルスの韓国総領事館側は、「処分から時間が経過したからといって、正当性がないとみるのは、おかしな論理だ」としています。
次の公判は、来年1月19日の予定です。