釜山市は、韓国戦争当時の臨時大統領官邸などの世界遺産登録を目指して、20日に文化財庁に暫定目録登載を申請することにしました。
釜山市には韓国戦争当時の臨時大統領官邸や避難民が集まり住んでいた伏兵山(ボクビョンサン)配水池、避難民の癒しとなっていた加德島(カドクド)灯台など、当時の面影を残す建物や場所が残っています。
釜山市は今月7日に世界文化遺産委員会を開き、韓国戦争当時の面影を残す14カ所について、世界遺産登録を申請することにし、このほど文化財庁に暫定目録登載申請書を提出することにしたものです。
釜山市の関係者は、釜山市は韓国戦争当時、全国から100万人余りの避難民が集まり、「避難首都」の役割を果たし、避難民の哀歓が込められた都市だとして、申請の理由を説明しました。