韓国国立バレエ団の姜秀珍(カン・スジン)芸術監督が、韓国とドイツの関係発展に貢献した人物に贈られる「李弥勒(イ・ミルク)賞」の受賞者に選ばれました。
韓国とドイツの民間交流を図る民間団体「韓国・ドイツ協会」が7日、明らかにしたところによりますと、姜秀珍(カン・スジン)監督を、韓国とドイツの文化・芸術の交流に貢献したとして、9人目の李弥勒賞受賞者に選定したということです。
李弥勒賞は1920年にドイツに亡命した後、小説「鴨緑江は流れる」を発表してドイツ文学界から注目された作家の李弥勒氏を顕彰するうため、1999年に韓国・ドイツ協会とドイツ・韓国協会が共同で制定した賞で、毎年、両協会が交互で主管しています。
ことしの受賞者である姜秀珍(カン・スジン)監督は1986年、世界の一流バレエ団であるドイツのシュツットガルト・バレエ団に入団し、1993年に「ロミオとジュリエット」で主演デビューを果たしました。その後、1996年には同バレエ団の首席ダンサーとなり、韓国を代表する世界的バレリーナとして活躍してきましたが、ことし7月の舞台を最後に現役引退しています。