朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友で、国政への介入疑惑が持たれている民間人女性の崔順実(チェ・スンシル)さん(60)が、30日早朝、滞在先のドイツからロンドン経由で仁川空港に帰ってきました。
崔氏の弁護士は30日、ソウルで記者会見し、「検察の捜査に応じるために帰国した」と述べ、体調不良のため事情聴取は明日以降に応じる考えを示しました。
検察は30日中に出頭要請はしない方針で、本格的な捜査は週明けの31日以降になるものとみられます。
チェ・スンシルさんをめぐっては、国政介入疑惑だけでなく、大統領府青瓦台の関与で大手企業が資金を拠出し設立した文化・スポーツ支援財団を私物化し資金を流用した疑惑も持たれています。
ところで仁川空港の関係者は、「30日午前7時半ごろにチェ・スンシルさんの乗った飛行機が到着する数時間前から検察の捜査官10人から20人が入国ゲートで待機していた」と話しており、チェさんの帰国をめぐって捜査当局が水面下で協力したのではないかとする疑惑が浮上しています。
この問題をめぐっては、検察が29日に続いて30日も、疑惑がもたれている大統領府青瓦台の補佐官ら7人の執務室を捜索しようとしましたが、青瓦台は国家機密を理由に拒否し続けているもようです。