韓国政府が違法操業の中国漁船に強力に対応するとしたことに、中国政府が12日、「韓国に法執行の法的根拠はない」として反発しました。
韓国仁川(インチョン)沖の西海で7日、中国漁船が、違法操業を取り締まり中の韓国海洋警察の警備艇に体当たりし、警備艇が転覆したことを受けて、韓国政府は11日、中国漁船が先に暴力を使用して韓国側の公務執行を妨害した場合には、バルカン砲など重火器の使用や母艦による体当たり攻撃を行うなど、強制力を行使する方針を明らかにしました。
中国外交部の報道官は12日、韓国政府が中国大使を呼んで抗議したことについて、中国政府としての立場を尋ねる質問に対して、「韓国側の立場は説得力がない。韓国が提供した地理座標によると、事件が発生した地点は、韓国と中国の漁業協定によって漁業活動が認められている海域だ。韓国の海洋警察がこの海域で法を執行する法的な根拠はない。韓国側に冷静で理性的に問題を処理するよう求めた」と述べました。
また「中国人の安全を損ねる過激な行為や手段をとってはならない。中国人の安全や権益が確実に保障されなければならない」と強調しました。
この報道官は今月10日と11日には、「冷静で理性的に問題を処理することを望む」という消極的な立場を示していましたが、韓国が強力に対応する方針を明らかにしたことで、対抗姿勢を強めたものとみられます。