今月7日、韓国仁川(インチョン)沖の西海で、中国漁船が、違法操業を取り締まり中の海洋警察の警備艇に体当たりし、警備艇が沈没したことを受けて、韓国政府が違法操業の漁船に対する処罰強化策について中国当局と議論を進めています。
海洋水産部水産政策室のチェ・ワンヒョン漁業資源政策官は10日、世宗(セジョン)市にある政府庁舎で開かれた記者懇談会で、「正当な権限を持って公務を執行している韓国の取り締り担当者の安全を守るために、違法操業に対する処罰強化策について韓国と中国の共同漁業委員会で議論を進めている」と明らかにしました。
中国漁船の違法操業をめぐっては、中国漁船の暴力的な抵抗がエスカレートしていることや、漁船のほとんどが中国でも漁業許可を受けていない違法操業の漁船であるため、処罰に限界があるということが問題となっています。
チェ漁業資源政策官は、韓中漁業共同委員会開催に向けた3回目の準備会合が行われれば、今回の事件について中国側に強く抗議し、再発防止策などを求めるとしています。
韓中漁業共同委員会は、両国の排他的経済水域内で操業する漁船の数や漁獲割当量などを話し合う場で、2001年の韓中漁業協定の発効以降、毎年、両国で交互に開催されていて、現在3回目の準備会合の日程を調整しています。