IOC=国際オリンピック委員会の調整委員会は、平昌冬季オリンピック組織委員会に対して大会終了後の競技場の活用計画が不十分だとして警告しました。
2018年2月9日に開幕する平昌冬季オリンピックの競技場は12か所あり、このうち6か所が新設、残りの6か所は既存の施設を補修して使用する予定です。このうち来年3月の完成を目標に1263億ウォンをかけて新設の工事が進められているスピードスケート場など2つの競技場は、管理する主体すら決まっておらず、その他の競技場も大会が終わった後の活用方法がはっきり決まっていないのが現状です。
これについてIOC調整委員会のグニラ・リンドバーグ調整委員長は7日に終わった第7回調整委員会で、新設競技場の工程など大会に向けた準備状況についてはおおむね満足の意を表しましたが、「大会が終わった後の競技場の活用案についても詳細に決めなければならない」と述べ、オリンピックのイメージを損なわないよう、十分な対応を模索するよう警告するメッセージを平昌の組織員会に宛てて出しました。