ロシア極東のウラジオストックを訪問中の朴槿恵(パク・クネ)大統領は韓国時間の3日午後、プーチン大統領と就任後4回目となる首脳会談を行い、北韓の核問題やロシア極東地域での協力を拡大するため戦略的疎通を強化することで一致しました。
会談は、予定よりおよそ2時間遅れの午後3時から1時間にわたって行われ、会談のあと両首脳がそろって記者会見しました。
この中で、朴大統領は、「極東地域の開発に向けた協力を拡大するためには、域内の安全を脅かす北韓の核やミサイル問題を解決することが急務だ」として、北韓の核問題解決に向け、プーチン大統領との戦略的疎通をより強化することで一致したことを明らかにしました。
また、朴大統領は、「北韓のSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルや追加核実験などの脅威は韓国国民にとっては生きるか死ぬかの問題であり、国民の生命を守るため必要な措置をとることは避けられない」と述べ、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「THAAD」の韓国配備が自衛的措置であるという点を強調しました。
これに対して、プーチン大統領は、「自らを核保用国とする北韓の主張は容認できない」と強調したうえで、「韓半島の核問題は、北東アジアの軍事的緊張を緩和する枠組みの中で解決されるべきで、各国は軍事対立の水位を下げる努力をしなければならない」と指摘し、THAADの韓国配備に反対する姿勢を示しました。
このほか、両国は、韓国とユーラシア経済連合とのFTA=自由貿易協定の締結に向けた協議を始めることでも合意しました。