現職の民政首席秘書官をめぐる疑惑について検察に捜査を依頼し、その監察内容を特定メディアに流したという疑いで検察の捜査を受けていた李碩洙(イ・ソクス)特別監察官が29日、大統領府青瓦台に辞表を提出しました。
これに先立ち、李碩洙(イ・ソクス)特別監察官は今月18日、禹柄宇(ウ・ビョンウ)大統領府民政首席秘書官が家族名義の会社の資金を流用したほか、兵役で警察勤務中の長男に軽い勤務をさせるよう警察に圧力をかけたとして、検察に捜査を依頼していました。
禹柄宇(ウ・ビョンウ)民政首席秘書官と李碩洙(イ・ソクス)特別監察官をめぐる疑惑について、同時捜査に乗り出した検察の特別捜査チームは、この日午前、禹民政首席秘書官の家族名義の会社とソウル地方警察庁、特別監察官の執務室など、計8か所への家宅捜査を行っています。
また、李監察官の携帯電話、李監察官との接触が疑われている記者の携帯電話を押収し、監察の過程で違法な事項があったかなどについて調べた後、この2人を召喚して取り調べるとしています。
特別監察官室の関係者によりますと、李特別監察官は、こうした状況下では職務を行うことが困難だと判断して、辞表を提出したということです。
一方、検察は、禹民政首席秘書官の自宅と事務室は家宅捜査の対象から除外しており、一部では、検察が禹民政首席秘書官に免罪符を与えようとしており、李特別監察官に対する捜査に焦点を合わせる本末転倒な捜査をしているという批判が起きています。
今回、李特別監察官が辞表を提出したことにより、禹民政首席秘書官が辞任しない場合、こうした批判はさらに強まるものとみられています。