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文化

朝鮮通信使船 実物サイズで復元へ

Write: 2016-07-27 14:53:05Update: 2016-07-27 15:17:36

朝鮮通信使船 実物サイズで復元へ

朝鮮王朝が日本に派遣した外交使節団で、韓日交流のシンボルとされる朝鮮通信使が乗っていた船が、実物サイズで復元されます。
文化財庁国立海洋文化財研究所は27日、朝鮮通信使が乗っていた朝鮮通信使船を実物サイズで復元する作業を行うと発表しました。ことし9月までに設計を終わらせ、来年から本格的な製作作業にとりかかり、2018年の完成を目指します。
朝鮮時代の韓国と日本の外交関係に関する専門書や古文書の設計図など、さまざまな資料をもとに、最大限原型通りに復元するということです。
朝鮮通信使船は、長さ34メートル、幅9.5メートル、高さ3メートルで、韓国の伝統的な船、韓船(ハンソン)のように平底船の形をしています。
船には、官吏や通訳、医者など400~500人の使節団が乗っていたということで、1回の派遣に6隻の船が動員されていました。
朝鮮通信使船は、実物の2分の1のものが製作されたことはありますが、実物サイズで復元されるのは、今回が初めてです。
復元を担当する国立海洋文化財研究所の関係者は、「朝鮮通信使は、韓日の平和的外交と文化交流の象徴だ。船の復元で、その精神を受け継ぐとともに、朝鮮通信使のユネスコ世界記憶遺産への登録にも良い影響を及ぼすことができればよい」と話しています。

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