韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は25日、ASEAN=東南アジア諸国連合の関連会合が開かれているラオスの首都ビエンチャンで、北韓の李容浩(リ・ヨンホ)外相とあいさつを交わし、握手をしました。
2人が会うのは、李容浩氏が5月に外相に就任してから初めてです。
外交部当局者によりますと、25日午後5時ごろ、各国の外相が使用する共同の休憩室から李容浩外相が出ようとしたところ、ドアの近くに座っていた尹炳世長官と自然に出会う形となり、尹炳世長官が先に声をかけたということです。
尹炳世長官が「会えてうれしいです」とあいさつすると、李容浩外相も「会えてうれしいです」と答え、握手を交わしたということです。
南北の外相が同じ場所に留まっていた時間は15分程度とみられ、意味のある会話はなかったもようです。
一方、李容浩外相はビエンチャンで積極的な外交活動を繰り広げ、注目を集めています。
李容浩外相は24日午後、ビエンチャン入りした直後に大統領官邸を訪れてブンニャン・ウォラチット大統領と会談し、続いて首相執務室を訪問してトンルン・シスリット首相と会談しました。
ASEAN地域フォーラムで議長国を務めるラオスに積極的に働きかけることで、北韓の核問題に対する厳しい批判のメッセージが議長声明に盛り込まれるのを阻止したい狙いがあるものとみられています。
一方、ASEAN地域フォーラムの外相会議が26日午後、ビエンチャンの国立コンベンションセンターで開かれます。
会議には、南北を含め27か国が参加し、議長声明が採択される見通しですが、参加国全体の合意にもとづく採択を重視していることから、具体的な文言をめぐり、作業は難航する可能性があるものとみられています。