日本による植民地時代に日本軍に連行された韓国の慰安婦の物語を描いた映画「鬼郷」が、日本の主要都市で巡回上映されます。
今回の上映会は、人権団体や在日韓国人など、映画「鬼郷」の日本公開を応援する人々のサポートにより実現したものです。映画「鬼郷」は、日本の劇場での正式公開はできなかったため、映画をみたい人たちが町の会館などで上映する形で進められ、21日、東京での上映会からはじまって、日本の主要都市12か所を巡回するということです。
東京では、200~300人が観覧の予定ですが、他の都市での場所や上映スケジュールはまだ決まっておらず、チョ・ジョンレ監督も、巡回上映会のスケジュールを確定するため、20日、日本に向け出発する予定です。
映画「鬼郷」は、元慰安婦被害者のカン・イルチュル氏が美術心理治療のときに描いた「燃やされる処女たち」をモチーフに被害者らの証言や実話をもとに制作されたもので、ことし2月に韓国で公開され、359万人の観客を動員しました。