韓国政府がアメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード」の配備先を発表した後、電磁波についての議論が高まったことにより、軍当局は、現在運用中のレーダー基地を初めて公開し、世論の説得に乗り出しました。
今回、軍当局が公開したのは忠清(チュンチョン)地域に位置するグリーンパインレーダー基地で、この基地では、北韓の弾道弾を探知する任務を担っています。
軍当局が実際、レーダー稼動中の状況でレーダービームの放射範囲内にある安全区域3か所の電磁波を測定しましたが、レーダーともっとも近いところの電磁波最高値が0.2658ワット毎平方メートルで、人体への影響が保護基準の4.43%程度だったということです。
また、パトリオット体系を運営している首都圏の部隊でも電磁波を測定しましたが、ここも、保護基準の2.82%の電磁波が測定されたということです。
軍当局は、2つのレーダーの安全距離が、サードのレーダーよりも長いという点を挙げ、サードのレーダーが人体に及ぼす悪影響はないと強調しました。
しかし、一部では、まだサードのレーダ出力についての正確な情報が公開されておらず、今回の測定がサードの安全性を100%保証するものだとみるのは難しいという指摘も出ています。