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スポーツ

朴泰桓に「リオ五輪出場資格あり」 ソウル東部地裁

Write: 2016-07-02 13:46:18Update: 2016-07-02 16:41:16

朴泰桓に「リオ五輪出場資格あり」 ソウル東部地裁

競泳元韓国代表の朴泰桓(パク・テファン)選手が、リオデジャネイロ・オリンピックへの出場めざして韓国の裁判所に申し立てていた仮処分請求で、ソウル東部地方裁判所は1日、代表資格を認める決定を下しました。
朴泰桓は、ことし27歳、北京オリンピックの競泳自由形で金、ロンドンオリンピックで銀メダルを獲得しましたが、2014年9月の仁川アジア大会直前のドーピング検査で陽性反応が出て、国際水泳連盟から1年6か月の資格停止処分を受けました。
資格停止の期間はすでに終わっていますが、大韓体育会は処分終了後3年間は国家代表になれないと規定で定めているため、朴泰桓はこの規定を不服として、スイス・ローザンヌのスポーツ仲裁裁判所に審理を申請しています。
これとともに朴泰桓選手は、大韓体育会がスポーツ仲裁裁判所の判決に従わなかったり遅延させたりする場合に備え、国内の裁判所にも仮処分申し立てを提出していました。
ソウル東部地方裁判所は1日、大韓体育会の韓国代表選抜規定で、朴泰桓選手が8月のリオデジャネイロ・オリンピックに出場できなくなっているとして救済のために申し立てた仮処分請求をすべて認めました。
裁判所は決定文で、「朴選手には大韓水泳連盟の水泳国家代表選抜規定第5条第6号による欠格事由は存在しない」としたうえで、「リオデジャネイロ・オリンピックの競泳国家代表として出場できる地位があることを臨時に定める」としています。
これについて大韓体育会は、「朴泰桓選手の国家代表資格については、大韓体育会の定款の仲裁条項によってスポーツ仲裁裁判所で解決されなければならない」と主張しましたが、裁判所は「この件について定款が効力を及ぼすとみなすことはできない」として退けました。
朴泰桓選手は、「近く出されるスポーツ仲裁裁判所の決定も同じ結果になるとみている。裁判所の決定文にあった「臨時に定める」という部分は、韓国の裁判所がスポーツ仲裁裁判所の決定を参考意見として尊重するという意味だ」とする見解を示しました。
大韓水泳連盟は来週出される、スポーツ仲裁裁判所の判決をみたうえで最終的な判断を示すことにしています。

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