中国を訪れている韓国の黄教安(ファン・ギョアン)国務総理が中国の李克強首相と会談し、中国漁船の違法操業問題について話し合ったもようです。
黄教安総理は28日、北京の人民大会堂で李克強首相と会談しました。
2人の会談は、去年11月の韓日中首脳会談の際に行われて以来、7か月ぶりです。
会談で黄国務総理は、韓国の領海で中国漁船が違法操業をしている問題について触れ、2012年に両国が合意したとおり、中国漁船に衛星船位測定送信機の設置を義務付けるなど、中国政府の対策を強化し、韓国の領海への侵入を事前に厳しく取り締るよう求めました。
これに対して、李首相は、中国政府も中国漁船の無分別な操業で、水産資源が枯渇していることを深く認識していて、取り締まり担当を増やすなどの措置を行おうとしていると答えたもようです。
両国はまた、去年12月に発効した韓中FTA=自由貿易協定の体制を早期に定着させるための協力策などについて議論しました。
また北韓の核問題などに対する中国の制裁の立場も改めて確認しました。
黄国務総理は29日、習近平国家主席を表敬訪問し、北韓の中距離弾道ミサイルの発射への対応や核問題をめぐる両国の協力策などについて集中的に話し合います。