国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長と、故盧武鉉元大統領の最側近だった李海瓚(イ・ヘチャン)元国務総理の会談が取り止めとなりました。
盧武鉉財団が8日、明らかにしたところによりますと、李海瓚氏が潘基文事務総長との会談を取り止めることにしたということです。
この会談は、潘基文事務総長が来年の韓国大統領選挙への立候補を示唆してから、故盧武鉉元大統領の側近と初めて会うことから、政界の注目を集めていました。
李海瓚元国務総理は、アメリカ国務省から招待を受けて、現在アメリカを訪れていて、潘基文事務総長との会談は、ニューヨークの国連本部で8日行われることになっていました。
潘基文事務総長は、盧武鉉政権当時、外交部長官を務め、2006年に国連事務総長に選出された当時、盧武鉉大統領と李海瓚元国務総理から大きな支援を受けたといわれています。
しかし、潘基文氏は、盧武鉉元大統領が死去した際、告別式に参列しないなど距離を置いていたこともあり、与党セヌリ党が候補として擁立する姿勢を見せていることから、潘基文氏の立候補をめぐって野党側からは反発する声があがっています。
これに先立ち、李海瓚元国務総理は、5日、ワシントンで記者らと会い、次期大統領候補として潘基文氏の名前が挙がっていることについて、「外交官は、激しい対立が起きる国内政治とは、性格上あまり合わない」と述べ、否定的な立場を示しています。