北京オリンピック競泳400メートル自由形金メダリストで、ドーピング違反でリオオリンピックの代表候補から外れた朴泰桓(パク・テファン、26)と大韓体育会の公式面談が、無期限延期となりました。
大韓体育会の関係者が25日に発表したところによりますと、朴泰桓はこの日の午前、リオオリンピック代表選抜問題について、大韓体育会のチョ・ヨンホ事務総長と面談する予定でしたが、朴泰桓側の事情により面談は延期になったということです。
朴泰桓側がこの日の面談を延期したことについて、一部では、両者が面談に先立ち意見を交換した際、最近、大韓体育会がこの問題について再検討する考えを示したにもかかわらず、これまでの立場を変えない可能性が高いと判断した朴泰桓側が、今後の対応について検討する時間を設けるためだという分析が出ています。
大韓体育会の関係者はこの日、「特別な場合でなければ、これまでの選抜規定を変える余地はない」と、曖昧な発言をしています。
朴泰桓は、ドーピング違反で国際水泳連盟(FINA)から受けた資格停止処分の期間が既に終了したにもかかわらず、大韓体育会は処分終了後3年間は国家代表になれないと定めているため、先月末、この規定を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴しています。大韓体育会はこの問題について、6月16日に開かれる理事会で最終決定を下す方針です。