国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長が今月25日から6日間の日程で韓国と日本を訪れるということです。
国連の報道官が12日、発表したところによりますと、潘基文事務総長は、中東訪問に続いて、今月25日に韓国入りし、6日間の日程で韓国と日本を行き来する予定だということです。
潘事務総長は25日、済州国際コンベンションセンターで開かれる「平和と繁栄のための済州フォーラム」に出席し、基調演説を行ったあと、26日、三重県・伊勢志摩で開かれるサミット=主要7か国(G7)首脳会議に出席します。
その後、再び韓国入りし、ソウルで27日から29日まで滞在したあと、30日に慶尚北道(キョンサンブクド)慶州(キョンジュ)市で開かれる「国連広報局(DPI)登録のNGO=非政府組織の会議」に出席します。
「国連広報局登録のNGO会議」は、持続可能な開発目標を達成するうえでの教育の役割について話し合うもので、世界各国から2000人あまりのNGO関係者が集まるということです。
潘事務総長は、NGO会議出席後、ニューヨークに戻ります。
潘事務総長の韓国訪問は、去年5月に仁川で開かれた世界教育フォーラムへの出席以来、1年ぶりです。
ところで、潘事務総長は、次期大統領候補として挙げられていることから、4月の総選挙で与野党の勢力が逆転し、大統領選挙を1年6か月後に控えている時点での訪問ということで、関心が集まっています。
潘事務総長はこれまで、国連業務に集中するとして、韓国国内の政治から距離を置いてきましたが、次の大統領選挙に出馬するかどうかの立場の表明は、まだ明確にしていません。
潘事務総長の支持率は、去年よりやや低くなったものの、一部の世論調査では、依然として次期大統領候補としての支持率が1位となっています。
このため、与野党いずれも、圧倒的な支持率の候補者が見当たらないなか、今回の訪問で、政界では、潘事務総長の意向とは関係なく、潘事務総長を迎え入れようとする動きが出始めそうです。
潘事務総長は今回の訪問期間中、ソウルに3日間滞在しますが、政界の要人らと非公式の接触を行うのではないかという見方もでています。
25日の済州フォーラムでは、黄教安(ファン・ギョアン)国務総理との会談が予定されています。