歴史問題や領土問題で対立が続く韓国、日本、中国の3か国が共同体を形成する道を探る学術会議がソウル市内で開かれました。
韓国国際政治学会は12日、ソウルのプレスセンターで韓国の国際政治学者を招いて学術会議を開きました。
この会議にパネリストとして出席したソウル大学のチャン・ダルジュン名誉教授は、「勢力の均衡という見方を超えて、3か国間の共存、共有の領域を作り出す外交が必要だ。互いへの寛容の考え方を持つ勢力を連帯させる必要がある」と提案しました。
また「2009年に韓日中首脳会談で合意され、2011年9月に正式発足した『韓日中協力事務局』の存在感を高める方法について考えるべきで、3か国間の外交対話を活性化、制度化する第一歩は、この事務局を通じて踏み出す必要がある」と述べました。
延世大学のムン・ジョンイン教授は、やさしいことを先にして、難しいことを後にするという意味の「先易後難」、仲良くするが、いたずらに同調するようなことはしないという意味の「和而不同」、互いの相違を認めて、共同の利益を追求するという意味の「求同存異」の考え方を強調しました。
また北東アジアの共同体形成において、韓国の外交の役割が重要で、韓日中協力事務局などすでに設置されている組織を積極的に活用する必要があると指摘しました。
高麗大学のソ・ジンヨン名誉教授は、「3か国首脳会談の定例化がもっとも重要で、利益共同体を築き上げるという面では、韓日中3か国のFTA=自由貿易協定を早期に実現する方向へ進むべきだ」と述べました。