2018年2月に韓国北東部の平昌(ピョンチャン)で開かれる平昌冬季オリンピックを総括する組織委員会委員長の趙亮鎬(チョ・ヤンホ)氏が3日、辞任しました。
平昌オリンピック組織委員会は、2日、「趙亮鎬委員長が、会長を務める韓進(ハンジン)グループの喫緊の課題に取り組みたいとして、辞意を表明した」と明らかにしました。
趙亮鎬氏は、傘下に航空会社の「大韓航空」をはじめ、経営難に苦しむ海運会社の「韓進海運」などを抱えている韓進グループの会長で、同グループの経営に専念するため、辞任したものです。
オリンピック組織委員会委員長の辞任は、2014年7月に金振ソン(キム・ジンソン)前委員長に続く2回目で、オリンピックの準備態勢に支障をきたすのではないかという声が出ています。
後任には、元産業資源部長官の李熙範(イ・ヒボム)氏が内定しています。