水泳の元韓国代表、朴泰桓(パク・テファン)のリオ・オリンピック出場を阻む国内規定に対して、「二重処罰だ」という声が出ているなか、国民の10人に7人が、朴泰桓のオリンピック出場に賛成していることが、世論調査でわかりました。
世論調査会社の「リアルメーター」が2日、全国の成人男女503人を対象に世論調査を行って、3日、発表したところによりますと、朴泰桓のオリンピック出場に「賛成する」と答えた人は、70.9%で、「反対する」と答えた人は、21.7%だったということです。
「わからない」は7.4%でした。
朴泰桓は、おととし9月にドーピング検査で陽性となり、国際水泳連盟から1年6か月間の出場停止処分を受け、ことし3月2日に処分は終えていますが、大韓体育会では、ドーピング検査で陽性となった選手は、処分期間が終えたあとも3年間、韓国代表にはなれないという方針を堅持しているため、リオ・オリンピックには出場できなくなっています。
こうしたなか、朴泰桓はこのほど、リオ・オリンピック韓国代表の2次選抜大会を兼ねて行われた第88回東亜水泳大会に出場し、男子自由形400メートルで、今シーズン世界ランキング4位に当たる記録で優勝するなど、大会4冠の成績を挙げています。