水泳の元韓国代表の朴泰桓(パク・テファン)が、18か月ぶりの公式大会で優勝しました。
朴泰桓(27)は25日、 光州(クァンジュ)で開かれた第88回東亜水泳大会初日の男子自由形1500メートル決勝で、15分10秒95を記録し、1位となりました。この日の朴泰桓の記録は、今シーズン世界ランキング29位に当たります。
朴泰桓は、2014年9月にドーピング検査で陽性となり、国際水泳連盟から1年6か月間の出場停止処分を受けていましたが、ことし3月2日に出場停止処分が満了したため、今回、18か月ぶりの復帰戦となる公式大会に参加しました。
この大会は、ことし8月に開かれるリオデジャネイロ・オリンピック韓国代表の2次選抜大会を兼ねて行われていますが、朴泰桓は、男子自由形1500メートルで1位となり、国際水泳連盟が定めるリオ五輪の参加標準記録A(15分14秒77)をクリアしたにもかかわらず、ドーピング検査で陽性となった選手は、処分が満了してからも3年間、韓国代表にはなれないという大韓体育会の方針のため、リオ五輪には出場できなくなっています。
朴泰桓は、今大会で自由形1500メートル以外にも、100メートル、200メートル、400メートルなど4種目に参加申請をしています。
26日には200メートル、27日には400メートル、28日には100メートルの種目が行われます。