韓国の映画関係者らが、ことし10月に開かれる釜山国際映画祭への参加をボイコットすることを明らかにしました。
釜山市は先月、釜山国際映画祭の定期総会を控えて執行委員会が委嘱した諮問委員68人に対する効力停止仮処分申請を14日、裁判所に出しています。
これに対し、韓国映画制作家協会など9の映画団体からなる「釜山国際映画祭を守る映画人非常対策委員会」は21日、記者会見を行い、「釜山市が、釜山国際映画祭の新しい諮問委員68人を受け入れず、法的対応に出るなど、映画祭への干渉を露骨にしている」としたうえで、「釜山市が映画祭の自主性を否定し続ければ、参加をボイコットする」と明らかにしました。
非常対策委員会はさらに、釜山市長は映画祭の組織委員長から直ちに退き、映画祭の自主性と独立性を保障する定款の改正に前向きな姿勢を示すよう求めました。